努力で歯を治した

私の子供時代のことを話したいと思います。大阪で歯周病治療を受けるなら当時の私は生まれて二歳頃から三歳までに病気にかかり、歯磨きを母にしてもらうとその度に嘔吐していました。そのため口のなかは虫歯だらけで、乳歯から永久歯になるまでは豊中で実績のある歯医者のお世話になりました。

 

ある時下の前歯が二本ほぼ同時に取れてしたから新しい歯の頂上が見えてきました。皆さんそうでないかと思いますが、基本的に今も子供も時代も歯医者はあまり好きではありません。それはとにかく痛いという記憶が強く残っているからです。ですから永久歯は大切にしなければならないと思っていました。だんだんと歯が生えていくと最初はなにも思いませんでしたが、途中からあれっと思うようになって来ました。

 

結果を言えば歯は変な向きに生えていました。両方の歯が通常の歯よりも何故か45度ほど内側に向いていました。私自身は歯がこのように生えることになった原因について心当たりは有りませんでしたが、後に両親から物心つかないうちに脚立に噛みつき血を出したことがあり、それが原因ではないかと言っていました。ただ、歯医者からはそれが原因とは分からないと言われました。

 

その後、歯の矯正の治療をした方がいいのかと尋ねたところ驚きました。歯医者からは取り敢えずは舌で前歯を頻繁にに押しなさい。そして、それでもひどいようなら矯正しようと言われました。

 

それからは小学校の登校中でも、授業の最中でも、休み時間でも、何かしているときは前歯を押していました。私自身の実感は有りませんでしたが、徐々に歯の傾きがなくなっていき、普通の人と比べても気にならなくなりました。

 

今ではどのくらい酷かったのかわからないほど普通ですが、当時の写真を見ると酷さが分かり、本当に前歯押して良かったなと思っています。私にとっては自分の努力で歯を治した唯一の出来事です。